ぬかぴーのツブヤキ
発信者:ナナわんこ
2024.11.08
╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡ (43) 都内の幻の駅(4)
「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回も廃止(休止)から27年が過ぎ、すっかり幻の駅となった京成電鉄上野線・博物館動物園のお話です。
幻の駅のホームに入ると
木製の改札口を入ると、上り(京成上野)方面のホームです。地下駅にしては広いホームで、休み等では家族連れの賑やかな声が響いていたことでしょう。
一部の天井が低いのは、地上部への階段と踊り場に施設(出札所・トイレ)があるためです。
下り(日暮里)方面のホームへは、さらに深い階段を降りて、地下通路から行きますが、誰も居ない空間で小さな物音でも良く響く不気味な感じでした。
下りホームには有名なペンギンと象さんの「壁画」がありましたが、落書きだらけでかわいそう。
駅は廃止されていますが、トンネル火災時の避難場所としているとのこと。電車で通過すると、うっすらと照明も点いているので、社内から見ることもできます。
先日、テレビで「潜入取材」と称して博物館動物園駅構内を撮影した映像を見ましたが、写真に見る黄色いタイルが多く剥がれ落ちて床に散乱していました。やはり「廃駅」なのですね。
でも博物館動物園駅の思い出は、独特な地下の湿気た匂いが記憶に鮮明です。今は廃駅ですが匂いの記憶は残したいですね。(つづく)