TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡ (42)  都内の幻の駅(3)

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2024.11.01

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡ (42)  都内の幻の駅(3)

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回も廃止(休止)から27年が過ぎ、すっかり幻の駅となった京成電鉄上野線・博物館動物園のお話です。

思い出の多い地下駅

私の高校時代は京成線で日暮里駅に出てそこから徒歩通学でしたが、1時間目をサボる時や、放課後に歩いて博物館等に行った帰りにはひと駅先の博物館動物園駅をよく利用していました。
70年代半ばのことですが、その時もすでに4両編成電車しか停まらず、駅員も1名でススだらけ、真っ暗な駅で、今思えば廃止に向けて手入れなどは全くしていなかったようです。
今でもカビ臭いような、地下の湿気た臭いをよく覚えています。

では入口からご案内しましょう

構内図(京成電鉄ホームページより)
休止前には入口のシャッターも半開き。国会議事堂の「アタマ」みないな威厳ある石造りです
駅を示すのはこの表示だけ
入口をくぐったエントランス、この下にある階段を降りていきます
階段の踊り場にあった出札所(切符売り場)、多くのお客さんが並んだことでしょう
同じく踊り場にあるトイレ(入るのには勇気が……)
最後まで使用された切符売り場、駅員さん1人が常駐していました。切符の販売機はなく京成線内だけの切符を「手売り」。右側に木製の改札口が、右奥には下り線ホームへの階段が見えます。
これが切符、硬券ほどの厚みはなく、ミシン目があることから手で裁断していたのでしょうか

次回はいよいよホームに入場してみましょう。(つづく)