ぬかぴーのツブヤキ

「鐵學（てつがく）」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回は新幹線の検査専用車両についてです。

先日、東海道・山陽新幹線の検査専用車両“ドクターイエロー”の2編成が老朽化のため、ＪＲ東海の編成は2025年1月に、ＪＲ西日本の編成は2027年をめどに引退するとの発表がありました。今後は専用の検査車両は持たず、Ｎ700Ｓに専用の機器を搭載し、営業運転時に検測するとのことです。

さっそくテレビなどでは無くなるのを惜しむ声と、見ると幸せになれるので、今のうちになどとの話が出ていました。私自身は4回ほど見たことがありますが、幸せになれたかは定かではありません。

新幹線検査専用車両はドクターイエローだけではなく、ＪＲ東日本の新幹線にも検査専用車両（正式には電気・軌道総合検測車）の編成があります。その名はＥ926型、愛称は“East i （イーストアイ）”です。
山形・秋田新幹線の在来線規格にも乗り入れられるＥ３系（つばさと同型）をベースにした6両編成です。数回見たことがありますが、1度は写真に撮ることができました。
ドクターイエローに比べると地味な見た目のせいか、あまり話題にはなりませんが、今日も裏方として活躍していますので、ぜひ覚えてください。