ぬかぴーのツブヤキ

こんにちは。真珠の耳飾りの・・・コアラです。

真珠の珠出し体験をしてきました。ずっとずっと試してみたかったことです。
真珠といえば定番なのがアコヤ貝ですが、貝の大きさや色や形などの外見から、真珠の状態はわからないのだそう。
X線でどの貝にも１つずつ真珠があることはわかっていても、色・大小・丸いのか歪んでいるのかなどわかりません。
育った海の温度、食べているもの、飲み込んだ砂や海藻なども真珠形成に影響するのですね。

アコヤ貝を選んだら、二枚貝の丸みのあるほうからナイフを入れて開け、身の中から取り出します。
さぁ、どんな真珠を隠し持っているだろう？？　くじ引きのようにドキドキします。

わぁキレイ！　取り出した真珠は真ん丸に近く傷が少なくテリも良し。けれど期待していたより若干小ぶり。
ブルー系のオーロラ感が美しい粒と、白系の輝きが美しい粒が出てきました。

拭いたら穴を開けてもらいアクセサリーに加工します。世界にひとつ。左右色違いのピアス完成です。
不思議なことに自分で取り出した珠は愛着がわくもので、よほどの不出来でなければ手放したくならないものらしい。

さて、身のほうは一体どうするのかというと、体験のものは衛生面上廃棄ですが、だいたいは水族館の餌になるのだそう。
産地近郊では食すこともでき、貝柱のお刺身や炊き込みご飯は美味しいと聞きました。

貝が痛みをこらえて育む真珠。その部分だけ切り取るとちょっと残酷な話ですが、取り込んだ異物に貝殻を作る成分が真珠層を形成すること自体は自然の摂理。たいせつに使いたいと思います。