ぬかぴーのツブヤキ
発信者:名無しのごんべい
2024.04.18
今年も桜を見ました
茨木のり子に「さくら」という詩がある。
「ことしも生きて/さくらを見ています/ひとは生涯に/何回ぐらいさくらをみるのかしら」で始まり「さくらふぶきの下を ふららと歩けば/一瞬/名僧のごとくにわかるのです/死こそ常態/生はいとしき蜃気楼と」で終わる詩である。
私はこの「ふららと歩けば」といった擬態語の使い方が好きである。この詩人にかかれば、星は「きらきら」ではなく「きらら」と輝くのだろう。
ということで、桜に限らず、庭のチューリップもスミレも、あと何回見ることが出来るのか・・・・