ぬかぴーのツブヤキ
発信者:ナナわんこ
2024.03.15
╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡ (10) 鉄道の信号 その2
「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
その第10回目も、「信号」についてです。
いろいろある鉄道信号の種類
鉄道の信号は皆さんがよく見かけるような「青・黄・赤」の信号でも、様々な種類があります。
今回は次の4つ信号について説明します。
1.出発信号機
駅の構内から出発する列車に対する信号
2.閉そく信号機
前回、1つの区間に1つの列車しか入れない「閉塞(へいそく)区間」の説明をしましたが、その入口で閉塞区間内に進入する列車に対する信号
3.場内信号機
駅の構内入口にあり、駅に進入する列車に対する信号
4.中継信号機
1~3の信号機が、カーブの先や見通せない場所にある際に、その手前で補助するための信号機
それぞれの役割を図でみてみましょう。
A駅の出発信号機が進行(青)を示しているので、103列車が発車します。B駅まで4つの閉塞区間がありますが、いずれも列車がいないためそれぞれの閉塞信号機はすべて進行(青)を表示しているので、そのまま進みます。第2閉塞信号機はカーブの先にあるため見えないので、手前にある第2中継信号機の進行表示を確認して進みます。
B駅には先に101列車が1番線に停車しているため、場内信号は2番線に制限速度を下げた注意(黄)で入るよう示しています。B駅では101列車が先に発車するため1番線の出発信号は進行(青)ですが、2番線の出発信号機は停止(赤)になっていますね。
駅などで複数の番線(ホーム)に枝分かれする場所には、複数の信号がまとめられた信号機があり、読み取るのも大変そうです。
次回は、「青・黄・赤」の組み合わせの信号が示す意味を見てみます。