TOP ぬかぴーのツブヤキ 【SB-SDGs】mottECO、ご存知ですか?

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ケンゾー
2024.02.06

【SB-SDGs】mottECO、ご存知ですか?

mottECO(モッテコ)とは、飲食店で食べきれなかった料理をお客さんの自己責任で「お持ち帰り」する行為の愛称です。
2019年、わが国で「食品ロス削減推進法」が施行され、食品ロス削減の機運が高まったことにあわせ、環境省などが2020年に開催した「Newドギーバッグアイデアコンテスト」のネーミング部門で選ばれたのが「mottECO」でした。
「持って帰ろう」と「もっとエコ」のふたつの意味が込められています。

mottECOのロゴマーク

mottECOの目的は、飲食店などの外食産業における食品ロスの削減。食品ロスとは、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されている食品を指します。
環境省と農林水産省の推計によると、2021年度のわが国の年間食品ロス量は約523万トン。ここから家庭由来ものを除いた事業系食品ロス279万トンのうちの80万トンが飲食店などからの排出量とされています。80万トンといわれてもピンときませんが、お店のハンバーグ(150グラム)に換算すると約53.3億個分、国民一人当たり年間42.4個のまだ食べられるハンバーグを捨てている計算になります。
確かにもったいない。SDGsでは、目標12「つくる責任、つかう責任」のターゲットのひとつとして食品ロスの削減を掲げており、mottECOはその実現に向けた施策のひとつというわけです。

日本の食品ロス発生量の推計(農林水産省、環境省)

mottECOの推進にあたっては、環境省が飲食店向けのマニュアルを作成・配布し、自治体や関連団体と連携して普及啓発活動を行っているのですが……。
ロゴマークを掲げた飲食店をみかけることもなく、正直なところ、いまひとつ盛り上がりに欠けているような? ちょうどコロナ禍で飲食業界が大きなダメージを受けた時期に重なったことも影響しているのかもしれませんが、本格的な普及はまだまだこれからという印象です。

何を隠そう、わたくしも未だmottECO活動は未体験。まずは臆せず「お持ち帰り」を申請することから始めてみたいと思います。