ぬかぴーのツブヤキ
発信者:ナナわんこ
2024.02.09
╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡ (5) こんな急カーブ、曲がれるの!?
「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
その第5回目は、日本国内で最も急なカーブを路面電車が走ることで知られる豊橋鉄道東田本線(豊橋市内線)「井原交差点」のお話です。
豊橋鉄道 その1
鉄道は自動車のハンドルのようなものはなく、2本のレールに従って曲がるので、おのずとそのカーブには限界があり、急カーブは通過できません。おおよそ敷設する際の目安では旧国鉄・JRは新幹線で4000m、在来線では300mを最小半径としていますが、例外もあります。
しかし今回ご紹介する豊橋鉄道東田本線(豊橋市内線)の路面電車が通過する「井原~運動公園前」間にある井原交差点には驚きの「R11」という急カーブがあり、一般営業線では日本一の急カーブとされています。
Googleストリートビューで見てもそれほど急カーブには見えないかもしれませんが、行ってびっくり、乗ってビックリでした。
本線から分岐する1区間だけの「井原~運動公園前」間は意外と新しく、1982年に市民球場やテニスコートなどがある岩田運動公園への足として開通したそうです(約600m)。
路面電車は自動車の邪魔ものとされて高度成長期に廃止が相次ぎましたが、豊橋市内線は多くが電車の専用軌道となっているため、時間も正確で地域の方々の利用が多い路線です。
(つづく)