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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2023.08.31

ビルの谷間に棲息するオオカミ

都内にオオカミを探しに その21

ニホンオオカミ研究家(自称)のナナわんこです。今回ご紹介するのは荒川区荒川3丁目にある「三河島三峯神社」にいるおいぬさまです。

三河島三峯神社はJR常磐線・三河島駅から徒歩10分ほど、荒川区役所と道を隔てたほぼ正面にあるマンションとビルの間を入った場所にあります。地図等では三峯神社よりも「耳無不動」で記載されており、荒川区のHPでは「三峯神社 袈裟塚(けさづか)の耳無不動」として紹介されています。
三峯神社の創建等について分かっていませんが、もともと耳無不動は明治通りを挟んで向かい側にあった旧仙光院から明治29年に移されたそうで、三峯神社は古来よりこの地にあったと思われます。

ビルの谷間に埋もれたような境内は意外に広く、にぎやかな幟旗が迎えてくれます。よく浄められた境内からは地域の「三河島講」の方々の信仰の篤さを感じさせられます。
三峯神社の正面に一対のおいぬさまが赤いよだれ掛けをまとって鎮座、ともにお顔が傷んでいますがイケメンです。

幟旗が入口の目印です
三峯神社、手前に一対のおいぬさま
左側のおいぬさまは吻(ふん)と左耳が欠けています
右側のおいぬさま

そしてかたわらには台座に乗ったもう一対のおいぬさまも置かれていました。こちらの二体は風貌や顔の向きから「漫才師」のようなお姿でユニークです。人間ポイお顔で心がなごみます。

傍らにもおいぬさま、名漫才師のよう
「君、昨日どないしたん」
「どないも、こないもあるかいな」

三峯神社の右側に耳無不動尊。お不動様には左耳がありません。
耳の病などにご利益があると言われ、底に穴をあけたお椀を奉納する慣わしがあり、傍らにも置いてあります。

耳無不動尊

荒川区のHPの袈裟塚耳無不動の紹介はこちらから